石川美南歌集『砂の降る教室』

higashinaoko2004-09-04


の、批評会に参加する。


第一部は、「若手歌人の歌を読む」と題してのパネルディスカッションと作品朗読
第二部が表題の歌集批評会。パネルディスカッションと本人の対談の2本立て。


どれもエキサイティングでスリリングでハートウォーミングで、とてもよかった。



【メモ書きより】
・文体のあやしさによって、世界の現実の厳しさをケムにまく
・自分の手の届くギリギリのところにせいいっぱい手を広げる
・かっこつけることの、かっこわるさ
・短歌をうたがう/短歌に対する問いかけ
・古典の血肉化がない
・小さな不如意、非効率
・ベタ/メタ/コンサバ/コンセプチュアル/哲学/お勉強ハイ
・主題の取り込み方
 




・窓がみなこんなに暗くなったのにエミールはまだ庭にいるのよ  石川美南




二次会が果てて外に出ると、どしゃぶり。池袋の地下の屋根からざばざばと雨漏りしていて、みんなでしばし茫然と見つめてしまった。

穂村氏に、どう?と訊かれ、どう……、と答える。