雨のぷらむ短歌会

higashinaoko2004-05-09

 朝からばたばたとぷらむ短歌会の準備。

 今日の題は「帽子」。なつかしさに繋がる歌が多かったです。
 
 今月の歌人紹介は石川美南さん。昨年11月に出版された第一歌集『砂の降る教室』(風媒社)から歌を抄出して紹介しました。
 石川さんは去年大学を卒業したばかりの若さですが、その卓越した修辞力と、ユーモアと怪しさの入り交じった内容が、とても魅力的です。物語仕立ての連作としても1首だけ取りだしても、いい。

・わたしたち全速力で遊ばなきや 微かに鳴つてゐる砂時計  石川美南
・みるくみるくはやく大きくなりたくて銀河の隅で口を開けをり   〃
・グランドピアノの下に隠れし思ひ出を持つ者は目の光でわかる  〃

 今日のおやつは多摩モノレールサブレ(笑)とIZUMIYAのクッキーでした。


 家に帰り着いてから、今朝沢田さんから届いていた「本の旅人」の座談会「短歌があるじゃないか。」の原稿チェック。


 「かばん」保存委員会から、過去に編集した原稿(版下)が欲しいとのメールが入っていたので、ほこりまみれの段ボールと格闘しつつ、みつける。しかし肝心の6月号がない!と焦ったけれど、たしか畳にねっころがっている時にこんな所にあるたような、と思い、畳にねっころがった。待つこと10分、見つかりました。


 写真は、お婿入りが決まった「かばん」のバックナンバーの表紙。こんな絵をときどき描いて載せてました(大汗)。