2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

音のゆくえ てばなしののど

25日、横浜中華街シルクロード館のライブ「音のゆくて てばなしののど」に行ってきました。 雪舟えまさんの、どんなにとおくても耳元でささやいてくれているような声や、YASKIさんのまっすぐなまなざし、スティーブ・ロペスさんのシャイな外人っぷり、そし…

右手首腱鞘炎中

昨日、かりこり赤ペンで添削の仕事をしていたら、右手首の親指の下が痛くなってきました。 2、3日前から違和感があったのだけど、ここへきて悪化。 縦方向にかかる力に対しては、全く影響がないのだけれど、文字を書いたり、袋を開けたりするような横むき…

ミュンヘン

スピルバーグ監督の「ミュンヘン」を観てきました。 1972年代のミュンヘンオリンピックで起きた、イスラエルのアスリート殺人事件とその首謀者の暗殺計画を下敷きにしたもので、スリリングなサスペンスに暗殺者たちの人間ドラマが加わって、とても見ごた…

ひるのゆめ

わたしたちは、わかい恋人どうしで、とても長い時間を一緒にすごしたあと、雪の上の赤いストーブの前で、握っていた手をひらいた。 それぞれの手の中に、ちいさな、うすちゃいろのちりめんじゃこが一匹ずつ。 とてもしあわせな感じがしたところで、目がさめ…

カーリング

「ウフ.」三月号が、ただ今大手書店にて、頒布中です。先日日記に書きました短編「横穴式」(約50枚)が掲載されています。 よろしくお願いいたします。今月から漫画家のいましろたかしさんの初エッセイの連載がはじまっていてびっくり。まさか同じ雑誌に…

横穴式

という短編が、15日発売の「ウフ.」3月号に掲載されます。 わざわざ年末に足尾銅山に取材旅行に行って書いた作品です。 読んでいただけるとうれしいです。 冬にふさわしいひんやりとした作品になっていると思います。 オリンピック、いろいろぞくぞくしま…

俳壇賞・歌壇賞

昨日の夕刻、アルカディア市ケ谷で行われた、第20回俳壇賞、第17回歌壇賞授賞式に参加してきました。 私が受章したのが第7回だったのでちょうど10年たったのだなあ、と、今日は感慨深く冷蔵庫をながめました。 というのも、授賞式の数日後に冷蔵庫が…

短歌日記

短歌とスポーツ

という特集が「歌壇」の4月号で行われるということで、「私の好きなスポーツの歌」を一首選んでそれについて2枚ほど書いています。 歌人はスポーツが苦手な人がだんぜん多いと思う。 スポーツ観戦的な歌はときどきあるけど、自分がスポーツをしている歌は…

浮舟

「かばん」2月号が届く。 入谷いずみさんが「かばん」に「源氏物語占い!」という連載を書いていて、これがとてもおもしろい。 毎回「源氏物語」に登場するヒロインひとりにスポットをあて、その生涯と性格を当時の時代背景とからめて、的確に、そしてドラ…

えぼし君考

きのうの映画館では、私の目の前に、毛糸の帽子をえぼしのように立てた若者が座った。横には彼女らしき若い女性。 帽子は、映画に三角形の影を作り、たいへん目障りであった。 私は彼を「えぼし君」と心の中で呼び、えぼしを脱げ、と念を送った。が、えぼし…

THE 有頂天ホテル

午前中に「時効警察」ネタのエッセイをぎゅぎゅっと終わらせる。なんだか10枚くらい言いたいことがある気がするけれど、依頼通り14字×43行に。文章の文字数をそろえる作業は、根本的に、好きです。(9日(木)日経夕刊掲載予定です) 午後、駅前の映…