快晴


今日は病院の前後に「いつか来た道」と「言丿葉丿箱」と短歌研究の十首とエッセイ、そして「かばん」の新年号の作品まとめ。よく仕事ができた日であった。できないとまずかったのである。


いつもの検診でまたついでに胃薬をもらう。
胃の調子は、よくないことが多いので一度ピロリ菌検査をしてもらうことに。
しかし「胃カメラ検査をして胃潰瘍、十二指腸潰瘍の所見が出ないと私費で」ということで、私費で受ける。
胃カメラは辛い。肩への筋肉注射もおそろしく痛かった。鼻からのものは、鼻の穴が小さいらしくて鼻血がどどっと出たし。あれから技術はすすんでいるのかしら。
胃カメラ拒否しているので、その先ピロリ菌治療となってもずっと私費になるらしい。
血液検査もそのあとも、病気には違いないのだから保険適用してほしいもの。
そんなことを考えていたら余計に胃が痛くなってきた。
こんなときはかわいいものやきれいなものを見るとよろしい。



お友達にもらったトルコのまわるおじさんのお皿。
色がきれいでちょっとおとぼけな感じが和む。
サラダを入れたり焼きそばをこんもり盛ったりしています。

曇りのち小雨のち晴れ


朝10時に表参道にて打ち合わせ。11月の表参道は、街も人も朝からたいへんおしゃれ。
打ち合わせしたのは、来年のこと。いろいろ楽しみ。
もう鬼も笑うまい。


昼、毒婦会。
沖縄料理。
初場所がわからず現場近くをプリントアウトした地図を持ってぐるぐる歩いていると、女子会の方ですか、と声をかけられる。いえいえ毒婦会で、と心の中で思い、いいえ、と否定してまたぐるぐるしたけれど、どうやらその女子会の人と同じ場所だったようで、素直にうなずいて誘われれば早かったか。
なんとか辿り着き、迷い遅れている人に電話で道案内をする。
白い薔薇があって、白い薔薇といっても……にせものの薔薇で、と説明していると、Wさんがしずかに「白いモチーフ……」とよりわかりやすい言いかたを示唆してくれました。



昨日、カボ子が作ってくれた『キオスクのキリオ』の広告版下。

キリオさんをよろしくお願いいたします。

快晴

本と衣類と郵便物の整理。
書評用など読書。
「いつか来た町」の執筆途上。
この連載を「PHPスペシャル」に連載しているので、私はいつもいろいろな街について考えています。その都市ができた歴史と名前の由来。自分にとっての関わり。
関係性は無数だ。


午後、買い出し。
ハッピーデーのせいかたいへんな込み具合。
日曜日の独り者買い出し者は、日曜日の独り者買い出し者と0.3秒くらい目が合う。


夕方、トランクを返上しにカボ子帰宅。
塩麹鍋を試す。
肉をしばらく塩麹につけておき、鍋の出し汁にも塩麹をまぜたもの。
おいしかった。




数日前に咲いた、あるいは咲きかけた朝顔

曇りのち豪雨のち晴れ

higashinaoko2012-11-17



午後、「NAVIS」冬号の原稿完成。短文+一首
先日田端を取材したもの。
芥川龍之介室生犀星、竹下夢二、平塚らいてうなどなどが住んでいた町です。



夕方、経堂へ。
豪雨の中、すずらん通りを抜けて「ウレシカ」へ。
陣崎草子さんら「こどもの本」の表紙の原画展をやっていて、そこで陣崎さんが朗読をされた。
映像を背景に短いお話と短歌。
伸び縮みする映像を映すスクリーンに縫い目があったりして手作り感というか、手触りのある感じがよかった。


プロジェクターを借りたというタイ料理屋さんのソンタナに返却にいくみなさんについていって、一緒にトムヤンクンなど。

夕方、ギャラリー銀座陶悦へ。ヤナギヤさんとかばんの先輩の原田洋子さん洋菓子と陶器の展示会が愛らしく展開されていました。
原田さん手作りのギモーブというお菓子を買いました。ふんわりの触感の内側から口いっぱいに濃厚なフルーツの香が広がる異様なおいしさです。


夜、青山ブックセンターへ。青山塾。
講師は舟橋全二先生。
課題は「赤い靴」。
動物が描きたかったので動物にはかせて課題をクリアしようと試みたのであった。



フラミンゴに編み上げ靴とホッキョクグマの子どもに赤い長靴。母は赤いペディキュア。
いろいろダメ出しをいただいたので手直しする予定。

七夕で日記を止めたまま、はや七五三。
これまでの日記をふりかえり書くのをいったんあきらめて、今日から少しずつ書くことを再開しようと思います。

ちなみにツイッター https://twitter.com/search/realtime?q=%E6%9D%B1%E7%9B%B4%E5%AD%90&src=savs はずっと更新しています。 
過去ログはこちらにあります。  http://twilog.org/higashin




午前中、「塔」1月号掲載予定の永田和宏著『歌に私は泣くだろう 妻・河野裕子闘病の十年』書評の仕上げ。


午後、六本木俳優座劇場へ。
俳優座公演「いのちの渚」観劇。
http://www.haiyuza.net/2012%E5%B9%B4%E5%85%AC%E6%BC%94/%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%B8%9A/

1989年1月に福島第二原発で実際に起った事故をもとに作られた戯曲。
あわや大事故になる寸前の1月7日に原子炉を停止させたという。
その直前に原発補修課長の自殺があったことが後からわかった。
という事故のことを私は寡聞にも知らなかった。
ちょうど平成元年になる前日のこと。
自殺とされた課長の一家のドラマを中心とした舞台ですが、いろいろな事を考えさせられる舞台です。
パンフレットの文章はどの方のものもよく、佐藤健太さん(「負けねど飯舘!!」常任理事)の、2011年3月11日以前の暮らしを書いた豊かな文章が心に沁みた。
そして脚本の吉原公一郎さんが引用していた若松丈太郎さんの詩に衝撃を覚えた。


・四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた 
 サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない
 人びとの暮らしがひとつの都市からそっくり消えたのだ
                 連詩「かなしみの土地」より6「神隠しされた街」